6月10日は「路面電車の日」

1980年に制定されたこの記念日は、路面電車の安全と利用促進を目的に設けられました。都市の中を静かに滑るその姿は、まさに「動線の最適化」の象徴。家の中においても、ストレスなく移動できる動線の確保は、快適な暮らしの大前提です。

今日は、そんな住まいの中の“動線”にフォーカス。特に「どれくらいの幅を確保すべきか」「家具の配置とどう関係するか」を中心に、生活スタイルに合った“動ける暮らし”を考えてみましょう。

動線とはなにか?まずは「移動」を意識する

動線とは、室内を人が移動する際の経路を意味します。キッチンからダイニング、ダイニングから洗面所、あるいは玄関からリビングなど、生活のあらゆる場面で人は無意識に道を通っています。

特に以下のような動線は、暮らしやすさに直結します。

  • 調理・配膳動線(キッチン→食卓)
  • 洗濯動線(洗濯機→物干し→収納)
  • 来客動線(玄関→リビング)
  • 家族動線(寝室→トイレ→洗面)

毎日の動作の中で、どれだけ無駄なく・気持ちよく動けるか。これを考えることが、家具の選び方や置き方にも繋がってきます。

理想の動線幅とは?シーン別に見てみよう

さて、どれくらいの幅があると「快適」なのでしょうか?実際に生活の中でよくある動線について、目安となる幅を整理してみます。

シーン理想的な動線幅の目安
一人で通る廊下約60〜70cm
二人がすれ違う廊下約90〜120cm
キッチンなどの作業スペース約90cm
家具の間を抜ける通路最低50cm、理想は60cm
車椅子やベビーカーも考慮する場合90〜120cm以上

特に家事動線では、幅が少し狭いだけで腕や腰がぶつかってストレスになりがちです。作業の伴う動線(キッチンや洗濯場など)は、手を伸ばしたりしゃがんだりする余裕が必要なので、最低でも90cm前後は確保したいところです。

とはいえ、理想通りの幅が取れない場合も多い

現実的には「そんなに広く取れるわけがない」という住まいも多いのが実情。特に、賃貸住宅や建売住宅では間取りが固定されており、自由に広さを変えることはできません。

そのため、次のような優先順位で“どこを確保すべきか”を見直すのが現実的です。

よく使う動線を最優先にする

毎日何度も通るキッチンの前や、家族が集中して動く洗面〜廊下まわりなど、使用頻度の高い場所は可能な限り余白を残すよう意識を。

「一人が通れればよい」と割り切る場所を決める

例えば寝室や子ども部屋など、出入りの頻度が少なく、複数人ですれ違うことが少ない場所では60cm前後でも十分機能します。

可動式や脚付き家具で調整する

幅を確保できない場合は、可動性のある家具(ワゴンや軽量チェストなど)や脚付きの家具を選ぶことで、視覚的な圧迫感を軽減し、掃除のしやすさも保てます。

家具の置き方が動線を決める

動線は「間取りだけ」で決まるわけではありません。むしろ、家具のレイアウト次第で、快適なはずの間取りが一気に不便になってしまうことも。

家具を置くときのポイント

  • 家具同士の間には60cm以上の通路を設ける
  • ドアや引き出しの開閉スペースを見落とさない
  • テレビやソファの配置は“斜め動線”も考慮する
  • 「奥にしまう」より「手前で済む」導線を意識する

特に収納系家具は、「モノが取り出しやすいかどうか」ではなく「使う人が自然にそこへ動けるかどうか」が大切です。動線上にゴミ箱やカゴなどが無造作に置かれていると、たとえ小さなモノでも通行の妨げになります。

キミドリでも実はよく耳にする動線の悩み

家具の買い替え相談を受ける中でよくあるのが、「置けるけど、通れない」というご相談。特に大きめのソファやベッドなど、憧れと現実がぶつかる瞬間でもあります。

例えば、「このソファ置けますか?」というご相談に対して、キミドリのスタッフが現場で確認するのは寸法だけではありません。搬入経路や設置後の動線、掃除のしやすさまで考慮した提案が求められます。

家具は“動かない壁”をつくる存在だからこそ、レイアウトひとつで動線が台無しになることも。逆に、工夫次第で見た目も機能性も大きく向上する可能性もあります。

空間の「通りやすさ」は暮らしの満足度に直結する

暮らしの中で「ちょっと狭いな」と感じることが増えると、意外なほどストレスが蓄積します。それは動線幅が原因かもしれません。

  • ソファの横を通るたびに体をひねる
  • 洗濯カゴをよけながら歩く
  • ドアを開けた先がすぐ家具に当たる

こうした小さな「ぶつかり」を減らすことは、快適な暮らしへの第一歩です。

動ける暮らしは「想像」からはじまる

動線は「後から見直せる」部分でもあります。住まい全体を大きく変えられなくても、家具の置き方ひとつ、よく通るルートの見直しひとつで、住まいの居心地は大きく変わります。

たとえば今、あなたの部屋の中で…

  • 何度も同じ場所を行き来している
  • 家族とすれ違うたびに避けあっている
  • モノが多くて通れないエリアがある

そんなポイントが思い当たるなら、まずは“通れる幅”を確保することから始めてみてはいかがでしょうか。

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