6月16日は「和菓子の日」

848年、仁明天皇が疫病退散を願って16種類の菓子を神前に供えた故事にちなみ、今日は「和菓子の日」。見た目にも美しく、繊細につくられた和菓子は、空間にやさしい静けさをもたらしてくれます。

実は、猫と暮らす空間づくりにも、こうした“整えられた美しさ”という視点がとても大切です。家具の素材やレイアウトによって、猫の居場所が自然に引き立ち、暮らす人にとっても快適な空間になります。

今回は「猫を飼っている人におすすめの家具とレイアウト」について、具体的な工夫や注意点を紹介していきます。

猫の習性から考える空間づくり

猫は高い場所に上りたがり、狭い場所に身を潜め、柔らかいところを好みます。こうした習性に合わせて家具を選び、配置することで、猫が安心して過ごせる空間が生まれます。

習性空間の工夫例
高所に上りたがるオープンラックや腰高の収納を段階的に配置
狭い場所を好むソファ下や棚の隙間に布やクッションを設置
柔らかさを好む座面が布製の椅子やクッションの追加
ルーティンを重視日当たりのよい窓辺にベッドを固定

すべての猫が同じ動きをするわけではありませんが、こうした傾向を空間設計に活かすことで、自然とストレスの少ない環境が整っていきます。

家具の素材選びと注意点

猫と暮らすうえで、家具の素材は耐久性と安全性の両面で重要な要素です。

傷や噛み癖への配慮

爪とぎや噛み癖がある猫にとって、布製家具は格好のターゲットになりがちです。選ぶ際には、素材の性質を理解しておくことが大切です。

素材特徴猫との相性
ファブリック系爪がひっかかりやすく、ほつれやすい傷みやすいが種類によってはカバー可能
木材(無垢)表面が丈夫で、傷も味になる比較的扱いやすい
合皮・本革傷がつくと目立つが、拭き取りやすい猫の噛み癖があると注意が必要
金属・スチール冷たく滑るため、猫が好まない場合が多い傷つきにくく掃除も簡単

特にファブリック系の素材を選ぶ場合は、表面を取り外して洗えるカバー付きの製品を選ぶと、万が一のときも安心です。

誤飲や健康への配慮

家具の塗料や接着剤、剥がれやすい装飾など、猫が舐めたり噛んだりすることを想定した安全設計も重要です。

  • 塗装の匂いが強すぎる家具は避ける
  • ゴムパーツや小さな金具が露出していないものを選ぶ
  • ビニール素材や発泡スチロールなど、食べてしまう可能性のある素材は注意

自然素材やオイル仕上げの木製家具は、見た目だけでなく安心感のある選択肢になります。

家具の配置と猫の導線づくり

登れる・降りられる・見渡せる

家具の高さや位置関係を意識して配置することで、猫にとって快適な動線が生まれます。たとえば、次のような並びを意識すると、キャットウォークを作らなくても自然な移動ルートができます。

  • ローテーブル → サイドボード → 窓辺の棚
  • チェスト → 食器棚 → 冷蔵庫の上

また、高さが合っていればキャットタワーの代わりとしても機能します。滑りやすい表面はタオルや滑り止めマットで補うと安心です。

隠れられる場所をひとつ用意する

すべての家具を猫のために揃える必要はありませんが、ひとつだけでも「ここに逃げ込める」という場所があると、急な来客や大きな音にも対応できます。

  • ラックの下段を空けてカゴを設置
  • ソファと壁の間に布をかけて半個室化
  • チェストの裏側に入り口を開けた段ボールを配置

猫が落ち着ける場所は、それだけで信頼関係を育む拠点になります。

インテリアとの調和と工夫

猫用品を目立たせない色選び

市販の猫グッズはカラフルなものが多く、部屋の雰囲気と合わないこともしばしば。家具の色調に合わせた猫用品を選ぶことで、空間が整います。

家具のテイスト合わせたい猫用品の色・素材
ナチュラル系ベージュ、生成り、麻素材など
モノトーン系グレー、ブラック、チャコール
ヴィンテージ系ダークブラウン、アイアン調、木製
北欧風淡いブルー、白木、明るいグレー

デザイン重視の猫用品は価格が高くなりがちですが、長く使えることや掃除のしやすさも含めて考えると、結果的に満足度は高くなります。

猫が引き立つ空間づくり

猫の存在を主張しすぎず、空間の中で自然と引き立つような家具選びを意識すると、写真に収めたときにも美しいバランスが保てます。

  • 窓辺や日差しの入る場所にベッドを置く
  • 空いた棚スペースに猫の毛布を敷いて居場所に
  • ベンチや長椅子の下に隠れ場所を確保

家具の配置や素材を工夫することで、猫がより魅力的に見えるだけでなく、家全体の印象も整います。

人も猫も心地よい空間に

猫との暮らしは、家の中のあらゆる部分に目が向くようになります。どこで寝て、どこを通って、何にじゃれるのか。そのすべてが暮らしのヒントになります。

家具の選び方やレイアウトを少し工夫するだけで、猫の動きが自然になり、空間の印象も大きく変わっていきます。派手な演出や専用の設備がなくても、既存の家具の活かし方次第で、猫との暮らしはより豊かなものになります。

大切なのは、人にとっても猫にとっても無理のない形で共存すること。家具という道具をうまく使って、心地よい毎日をつくっていきましょう。

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