6月19日は「朗読の日」。
文字を声に出して読むことで、そのリズムや構造、意味の重なりが見えてくるように、暮らしの中で“うまくいっていないこと”も、きちんと向き合えば整理のきっかけが生まれます。

今回のテーマは「洋服の収納」。
クローゼット付きの物件に住んでいるのに服が収まらない。減らしたくはないけれど、毎日ごちゃついた空間にモヤモヤしている。
そんな声に応える、収納の見直し術について考えてみます。

クローゼットだけでは収納が足りない理由

収納スペースがある部屋を選んだつもりでも、洋服が溢れてしまう。そんな状況に心当たりはありませんか?
実はクローゼットの“構造”に問題があるケースが多く、単に広さの問題とは限りません。

  • ハンガーパイプだけで構成されており、畳む収納が想定されていない
  • ロングコートの下や上部の棚がデッドスペースになりがち
  • 四季の入れ替えを前提に設計されているため、全シーズン常時収納には不向き

これらの理由から、服が多い人にとっては“収納はあるけど使い切れない”という状況になりやすくなります。

服の種類に合わせた収納の考え方

洋服を収納する際、量に圧倒されて何となく詰め込むのではなく、「どんな服がどれだけあるか」を整理することが第一歩です。服の種類別に合う収納方法を見ていきます。

シャツ・Tシャツ・ニットなど

  • 畳み収納が基本。引き出し式のチェストが便利
  • クローゼットの下段に収納ケースを重ねると空間を有効活用できる
  • 頻繁に着るものは中段〜腰高に配置すると取り出しやすい

ワンピース・コート・スーツなど(丈が長いもの)

  • ハンガーで吊るす収納が前提となる
  • 他の収納と干渉しないよう、片側にまとめてロング丈ゾーンを確保
  • クローゼット内にハーフラックを追加し、上下の空間を分割するのも効果的

バッグ・帽子・小物類

  • オープンシェルフで見せる収納にすると使いやすく、空間のアクセントにも
  • 壁面フックやポールハンガーで“掛ける”収納も活用
  • 小物はカテゴリ別にカゴやボックスで分けておくと探しやすい

見せる収納と隠す収納の使い分け

すべての服を隠してしまうと、必要なものが埋もれてしまったり、日常動線が非効率になったりします。
一方、見せる収納は雑多に見えるリスクもあるため、服のタイプや使い方に応じて整理しましょう。

見せる収納が適しているもの

  • 使用頻度の高い服
  • 色味や素材に統一感がある服
  • コーディネートの参考にしたいファッションアイテム

隠す収納が適しているもの

  • シーズンオフの衣類
  • 生活感が出やすいインナー類
  • ランダムな色柄で空間を乱しやすい服

“見せる”場合は、色味や高さのバランスを意識して配置し、インテリアとして成立するように整えるのがポイントです。

家具タイプ別の収納の特徴と活用法

洋服収納に適した家具を用途別に整理すると、必要な家具の方向性が見えてきます。

家具タイプ向いている用途特徴
チェスト畳む衣類・インナー類引き出しで整理しやすく省スペース設置可能
スチールラック見せる収納+棚板調整が自由圧迫感が少なく、オープンで視認性が高い
ワゴンタイプ一時的な仮置きキャスター付きで移動しやすい
吊り下げ収納クローゼット内の拡張既存のハンガーに追加して簡易増設可能
オープンシェルフバッグや小物のディスプレイ雑貨と組み合わせやすく空間に馴染む

家具選びのコツ

  • 圧迫感を与えない奥行き40cm前後のモデルを選ぶ
  • 通気性や掃除のしやすさも考慮
  • キャスターや可動棚など可変性の高いものは長く使える
  • 賃貸の場合は“床に傷をつけない構造”を確認する

既製品を買い換える必要はなくても、配置や用途の見直しだけで驚くほど快適になるケースも多くあります。

空間を活かすレイアウトの工夫

部屋の中には、意識していないだけで活かせる“余白”がまだたくさんあります。

  • ベッド下収納:オフシーズンの衣類をケースにまとめて
  • ソファ背面や窓下のスペース:低めのシェルフで見せる収納に
  • 壁面の縦方向:帽子やストールは壁掛けにすることで“壁面収納”に変換

また、服の“使用頻度”に応じて一軍・二軍を分類し、一軍だけを手に取りやすい場所に集約するのも効果的です。視線と動線の両方を意識すると、日常的な使いやすさが格段に上がります。

量を収納するのではなく、循環させる仕組みを

服が多い暮らしを“片付いていない”と決めつける必要はありません。
大切なのは、その量を“循環させる”仕組みがあるかどうか。

着たい服を着たいときに選べて、必要ない服は自然と奥に引っ込む。そんなサイクルができていれば、収納は機能しています。
逆に、いくら収納スペースが広くても、何がどこにあるかわからなければ意味がありません。

量を減らすことではなく、「ちゃんと活かす」こと。
収納の主役は家具ではなく、暮らしている人そのものです。
日々の動線、趣味嗜好、生活時間帯──それらを読み取って設計された収納こそが、暮らしに合った“心地よい仕組み”になります。

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