6月20日は「健康住宅の日」

毎日使うキッチンを、快適で清潔な場所に保つことは、住まい全体の空気感や暮らしの質にもつながっていきます。
なかでもガスコンロは、調理のたびに汚れやすい設備のひとつ。とくに賃貸住宅や買い替え予定がある場合、見た目の清潔感が“評価”や“売却価格”に大きく影響することもあります。

今回は、家庭で最もよく使われている二口グリル付きタイプのガスコンロを想定し、日常的な使い方と掃除の方法、綺麗に保つ工夫について整理していきます。

ガスコンロが汚れやすい理由と放置のリスク

ガスコンロは「火」「油」「水」「食材」が交差する場所。
そのため、使うたびに以下のような汚れが蓄積していきます。

  • 油の飛びはね(フライパンや揚げ物などから)
  • 吹きこぼれ(汁物、煮物、麺類など)
  • 焦げ付き(鍋底や網の焦げ、焼きすぎた食品)
  • 粉や粒の飛散(小麦粉・塩・調味料など)

これらの汚れは、一度こびりつくとスポンジで簡単には取れなくなり、焦げ付きや腐食の原因となります。
見た目の印象が悪いだけでなく、異臭やガスの着火不良といった実用面にも悪影響を及ぼします。

また、こうした汚れの蓄積は買取査定にも影響を与えます。
実際に中古家電・住宅設備の査定では、使用年数や機種よりも清潔感とメンテナンスの有無が大きく評価される傾向があります。

毎日の使用時にできる汚れ防止の工夫

掃除の負担を減らすためには、「使う前」「使っている間」「使い終わったあと」で汚れの広がりを抑える工夫が効果的です。

調理前にできること

  • 汁受けトレイや排気口にカバーをつける:100均などでも手に入るアルミカバーで保護
  • 鍋底の水滴や油分を拭き取ってから置く:ジュッと焦げつく原因を予防
  • 換気扇を先に回す:油煙が周囲に広がるのを抑える

調理中に気をつけること

  • フタ付き調理を基本とする:跳ね防止+加熱効率も上がる
  • 強火を連続で使いすぎない:高温になるほど焦げ付きやすくなる
  • 吹きこぼれそうな料理はタイマーと目視を併用:火の通しすぎを防ぐ

調理後すぐのケア

  • 五徳がまだ温かいうちに拭き取る:油汚れが柔らかく、落としやすい
  • 濡れ布巾より乾いたキッチンペーパーでまず一拭き:余分な油を広げないための第一手
  • グリル使用後は余熱が取れたら引き出しを開けて乾燥させる

日々の“ちょこっとケア”をルーティン化することで、汚れが蓄積しにくくなり、週末の本格的な掃除もラクになります。

グレードごとの汚れやすさとメンテナンスの違い

家庭用ガスコンロのグレードは、大きく分けて以下のような構成で違いが出ます。

グレード特徴メンテナンス性
ベーシック(約2〜3万円)ホーロー天板、つまみ式点火汚れがこびりつきやすいがパーツは簡素
ミドル(約3〜6万円)ガラストップ、グリル自動消火あり天板が拭きやすく、パーツも取り外しやすい
ハイグレード(約7万円〜)フラット構造、自動温度調整・オートグリル搭載拭くだけでOKな設計が多いが、交換部品が高価

基本的に価格が上がるほど掃除のしやすさが向上し、メンテナンス頻度も少なく済みます。
ただし、どのグレードでも“掃除をしない”と状態は劣化します。高性能なガスコンロでも、油汚れを放置すれば変色や腐食のリスクは避けられません。

素材別の掃除方法と洗剤の選び方

二口グリル付きガスコンロには複数の素材が使われており、部位ごとに掃除の仕方が異なります。以下のように分けて考えるとスムーズです。

ホーロー天板の場合

  • 汚れの特徴:油を吸い込まず、焦げ付きやすい
  • 掃除方法:ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、やわらかい布で拭く
  • 注意点:たわしやメラミンスポンジは塗装がはがれる恐れあり

ガラストップ天板の場合

  • 汚れの特徴:焦げが薄く広がる、油膜が残りやすい
  • 掃除方法:アルカリ電解水かキッチン用ガラスクリーナー+マイクロファイバークロス
  • 注意点:こすらず“浮かせて拭き取る”のが基本

グリル内部(魚焼き)

  • 汚れの特徴:油汚れ、焦げ、臭い残りが複合
  • 掃除方法:使い捨てグリルシート+使用後すぐの温かいうちに洗剤+スポンジ洗い
  • 注意点:水が残ったまま収納するとカビ・サビの原因に

市販の「コンロ用クリーナー」は素材によっては使えない場合があるため、中性洗剤とぬるま湯の組み合わせを基本とし、状況に応じて強めの洗浄剤を使うのが安全です。

五徳やバーナーキャップの扱いと注意点

火の出る部分(バーナー周辺)は、油と火が直接当たるため特に汚れが固着しやすく、掃除の頻度も高くなります。

  • 五徳は週1回は外して丸洗い(台所用中性洗剤+古歯ブラシが有効)
  • バーナーキャップの溝は綿棒や爪楊枝で細かく清掃
  • 水気を完全に拭き取ってから戻す(着火不良や異音の原因を防ぐ)

最近は五徳が分割式になっていて、シンクで洗いやすいサイズになっている製品も多くなっています。買い替えの際は、こうした“掃除しやすい設計かどうか”も選ぶポイントの一つです。

査定や買取を見越した使い方の工夫

ガスコンロは「使用感」や「傷み」の程度によって、中古買取価格が大きく変動します。以下の点を意識すると、少しでも高く引き取ってもらえる可能性が高まります。

  • 焦げ付きや変色が少ない状態を維持する
  • グリルトレイや五徳が揃っているか確認
  • 説明書や保証書が残っていれば保管しておく
  • メーカーや型番が判別しやすい状態に保つ

特に、製造から10年以内で状態が良ければ、思っていたよりも高く買い取ってもらえることがあります。コンロを長く使うつもりがなくても、日常の掃除とケアを怠らないことは将来の価値に直結します。

毎日の習慣が“清潔さ”をつくる

ガスコンロは、派手なインテリアのように目を引く存在ではありませんが、毎日の料理を支える“暮らしの裏方”として、空間全体の印象に密接につながっています。

たとえば、コンロ周辺が綺麗だと、自然とキッチン全体がすっきりして見えます。
また、自分以外の家族が使ったときも、清潔な状態を保てる習慣があると安心です。

手間のかかる場所だからこそ、“汚れてから掃除する”のではなく“汚れないように使う”。
そうした意識が、日々の小さな積み重ねとなり、快適な暮らしを支えてくれます。

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