
7月1日は「国民安全の日」
7月のスタートにあたるこの日は、“生活に関わるあらゆる安全を見直す日”として制定されています。交通安全や防犯、防災など幅広い分野が対象ですが、「身のまわりの不要物をどう処分するか」もまた、暮らしの安全性を左右するテーマです。
今回は、岡山県内の自治体での「粗大ごみの処分方法」とそのコツについて整理してみます。ただし、大前提としてお伝えしたいのは——粗大ごみは最終手段であるということ。
再利用(セカンドハンド)を優先し、それでもどうにもならなかった時にのみ、粗大ごみとして扱う。この順番を守ることが、モノの命を無駄にしないための第一歩です。
粗大ごみ=最終処分のラインとは?
「大きくて捨てづらいゴミ」=粗大ごみ、というイメージが一般的ですが、実際の定義や対象物は自治体ごとに異なります。おおむね以下のような基準が設けられています。
- 指定袋に入らないサイズのもの(例:30cm以上など)
- 家具類(ベッド・ソファ・棚・机など)
- 家電類のうち、リサイクル法対象外のもの(例:扇風機・炊飯器など)
しかしここで考えたいのが、「それ、まだ使えるかもしれないのでは?」という視点です。状態が良好であれば、中古として再流通できる可能性は十分にあります。
キミドリのようなリユース業者や、地域のフリマアプリ、ジモティー、寄付先などを活用することで、“本当に処分すべきモノ”と“まだ動かせるモノ”を見極めることができます。
岡山県の主要自治体ごとの粗大ごみ処分ルール
ここからは、岡山県内の主な自治体について、粗大ごみの処分方法を具体的にまとめていきます。
岡山市
- 【受付方法】事前申込制(電話またはインターネット)
- 【収集頻度】月2回程度
- 【料金目安】1点300〜1,000円(品目ごとに異なる)
- 【搬出方法】自宅前まで出す(収集員が搬出補助することは基本不可)
特徴:
- ネット申込可能で便利だが、回収までに2〜3週間かかることも多い
- 分解すれば“普通ごみ扱い”になる品目もある(例:棚を解体→可燃ごみ)
コツ:
- 「分解して捨てる」vs「申込して出す」どちらが合理的か比較
- 冷暖房器具は家電リサイクル対象なので注意
倉敷市
- 【受付方法】収集申込制 or 持ち込み処分(環境センター)
- 【収集】有料(チケット制)、1回5点まで
- 【持込】事前連絡+自己搬入で処理料金が割安になることも
- 【料金】品目と大きさによって変動(例:ソファ700円~)
特徴:
- 自分で持ち込めるならかなりスムーズに処理できる
- 粗大ごみ収集車の回収エリアに制限があるため注意
コツ:
- 車を持っている人は環境センターへの自己搬入がおすすめ
- 引っ越し時などは予約枠が混み合うため、早めの計画を
津山市
- 【受付】電話申込(収集)または環境センター持ち込み
- 【料金】収集:1点500〜1,000円、持ち込み:10kgあたり100円
- 【収集条件】基本的に外に出しておく必要あり、収集補助は不可
特徴:
- 持ち込みの場合、分別が甘いと受け付けてもらえないことがある
- 軽トラなどでの一括搬入も可能だが、分別徹底が条件
コツ:
- 家族・知人と日程を合わせて**“まとめ持ち込み”すれば効率的**
- 庭木の伐採などとあわせて処分計画を立てるのが◎
総社市・玉野市・笠岡市など(中小規模自治体)
- 【方式】電話による個別申込 or 自己搬入
- 【収集回数】月1回の地域もあり
- 【搬出方法】原則「自宅前への出しっぱなし」なので、天候に注意が必要
- 【特殊条件】市によっては「金属類は資源ごみで出してほしい」など独自ルールあり
コツ:
- 広報誌や市のLINEアカウントで事前に回収情報をチェック
- 収集とリサイクルの切り分け方が自治体によって異なるため、品目ごとの確認は必須
※岡山県内の粗大ごみ収集方法の詳細は こちら から
特殊ケース①:解体すると“粗大ごみじゃなくなる”
たとえば、90cm幅の食器棚はそのままだと粗大ごみですが、バラして板状にすると可燃・不燃に分類可能な自治体が多いです。
- 【例】岡山市:金属ネジなどを外して板に→可燃ごみの日に出せる
- 【注意】「分解後でも1辺30cm以上なら粗大ごみ扱い」という市もある
判断のポイントは「自治体がサイズで判断しているか、品目で判断しているか」です。
特殊ケース②:「他人が使えばごみじゃない」ものたち
- 古いミシン、編み機、オーディオラック
- 傷がある無垢材のテーブル
- 部品が足りないソファ
こうしたアイテムは、一般の人には価値がなくても、DIY目的・修理前提で欲しがる人が存在する分野です。中古業者に断られた場合でも、ジモティーなどで“無償提供”すれば引き取り手が見つかることがあります。
「どうせ粗大ごみだから…」と捨てる前に、一度“使いたい誰か”に届く可能性を探ってみる価値は十分にあります。
「処分に出す前に」やっておきたいチェックリスト
項目 | 内容 |
---|---|
状態 | 大きな破損や汚れがあるか(再利用可否) |
分解 | 分解すれば小さくなるか、処理区分が変わるか |
再活用 | 別の用途に転用できないか(ベッド→ベンチなど) |
セカンドハンド | 中古業者、フリマ、譲渡などの手段は試したか |
処分計画 | ゴミ出し日・持込先・手数料・申込方法の確認 |
このチェックリストを使えば、感情的に「捨てる」判断を下さずに済みます。一度処分してしまったモノは、元に戻りません。
「捨てること」は最悪ではない
ここまで再利用や工夫を推奨してきましたが、だからといって**“捨てることを悪”とする必要はありません。**
- 虫が湧いているソファ
- 大量のタバコ臭が染み込んだマットレス
- 誰も引き取り手がない状態の大型家具
こうしたものは、適切な手段で処分されること自体が正しい選択です。問題は、「なんとなく面倒だから」という理由で、まだ使えるものまで粗大ごみに出してしまうこと。
「どうにもならないから捨てる」は、最終手段としての正しさです。
キミドリでも、状態やタイミングによって引き取れない家具や家電があるのは事実です。ただそれでも、“まずはセカンドハンドを試してみる”という一手間が、粗大ごみの発生を少しでも減らすことにつながると考えています。
粗大ごみは「捨てるしかない」と判断する前に、
まず「動かせるか?」を問う。
それでも無理なら、きちんと処理して見送る。
その繰り返しが、暮らしを無駄なく整える一番のコツなのかもしれません。
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