
2025年4月26日は「世界デザインデー」
デザインの力で社会をよくしようという日で、国際的に制定されています。
美しいだけじゃなく、ちゃんと意味があるもの。
そういうものを空間の中にも少しずつ増やしていけたら、
それはもう立派なデザインなんじゃないかと思います。
今回は、部屋づくりの中でも悩みやすい「色合わせ」の話。
壁紙や床はすぐに変えられないけれど、ファブリックや小物で色を重ねていくことはできます。
そのときの基準として使いやすいのが、「部屋にある木の色」です。
木材の色は空間の印象を大きく左右するから、
それを起点にすると、色選びがスムーズになります。
明るい木(ナチュラル・パイン系)に合う色
ナチュラル系の木材は、部屋を軽やかに見せてくれる反面、
空間がぼんやりしてしまうこともあります。
やわらかい印象はそのままに、少しだけ落ち着かせる色を重ねるとバランスが取れます。
組み合わせやすい色の例:
- サンドベージュ+生成り(ソファとラグの組み合わせ)
- オリーブグリーン+グレージュ(カーテンやクッションまわり)
- アイボリー+テラコッタ(テーブルクロスや小物に季節感を)
くすみ系のアースカラーは、明るい木の色になじみながら空間を整えてくれます。
このあたりの配色は、北欧のカラーガイドでも定番の組み合わせです。
赤みのある木(チェリー・チーク)に合う色
赤みのある木材は、あたたかくも見えるけれど、色によっては空間が重くなりがちです。
深みを活かしつつ、空気を引き締めてくれる色を重ねるとバランスが取れてきます。
相性のよい組み合わせ:
- ネイビー+モカベージュ(ダイニングチェアとファブリック)
- チャコールグレー+アイボリー(寝室のカーテンやカバー類)
- アンバー系+深いグリーン(棚の中や壁面のディスプレイ)
「暖色の木に寒色を添える」ような感覚で考えると、うまくいきやすいです。
黄みの強い木(オーク・ラバーウッド)に合う色
やや黄みがかった明るい木材は、一歩間違うと安っぽく見えることもあります。
すっきりと見せたいときは、無彩色や寒色と合わせてトーンを整えるのがポイント。
よく使われる組み合わせ:
- ミントグリーン+ライトグレー(クッションやファブリック)
- スチールブルー+ブラック(アイアン脚やポスター)
- ホワイト+グレー(壁や天井、ベース部分)
特に北欧モダンやジャパンディの空間では、こうした色の組み合わせがベースになっていることが多いです。
ダークウッド(ウォールナット・マホガニー)に合う色
存在感の強い木材には、軽さや抜け感のある色を重ねて、
視線に“逃げ場”をつくるような感覚が大事です。
合わせたい色の例:
- アイボリー+乳白ガラス(ソファと照明の組み合わせ)
- くすみブルー+淡いグリーン(クッションやアート)
- アクリル+生成り(ローテーブルやトレイの上に)
“濃い”に“重い”を重ねない、がちょうどいい。
ダークウッドを活かしたまま空間を軽やかに見せるには、この引き算が効きます。
木の色を基準にすれば、色選びは迷わない
インテリアの色合わせで迷ったら、家具や建具の“木の色”を起点にすると
自然と選びたい色が絞られてきます。
気に入った色を無理に主張させるより、
ベースの素材に“寄せていく”方が部屋に馴染みやすいです。
無理なく自然に色が重なったとき、空間の空気もすっと整います。
小物を一つ変えるだけでも印象は変わるので、
まずは目に入りやすい場所から、木と色の相性を見直してみるといいかもしれません。
出典・参考資料
- 日本インテリアカラー協会「住宅と色彩」2022年版
- Scandinavian Color Design(2021, Scandinavian Interiors出版)
- 建築学会「Interior Color Planning」2020年版
- パナホーム住宅実例集 2023年度資料
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