6月5日は「環境の日」

国連が定めたこの日は、環境保護と持続可能な暮らしについて世界中で考える日です。
「ものを大切に使う」「繰り返し使えるものを選ぶ」——そんな価値観が見直される今、
私たちの身近にも、その精神を体現する存在があります。

たとえば、丼(どんぶり)

汁もの、ご飯もの、麺類、ちょっとしたおかずまで受け止めてくれるこのうつわ。
実は見た目も機能も奥深くて、選び方や使い方次第で生活の景色が変わってくるんです。

今回は、そんな“うつわとしての丼”を、素材・形状・用途などさまざまな視点から紐解いてみます。


そもそも丼とは?名前とサイズのちがい

まずは、丼ものの「丼」という名前、実はうつわそのものを指します。

  • 一般的なラーメン丼 → 直径20cm前後、深さ7〜9cmほど
  • 小ぶりの親子丼・天丼用 → 直径16〜18cm、深さ6cm前後
  • 丸みのある「鉢」とも呼ばれるうつわは、煮物やサラダ、果物にも活用可

つまり、“丼”と“鉢”は形状や使い方で呼び分けられることもあるけれど、明確に線引きされているわけではありません。

名称の例:

  • ラーメン丼 → 高台があり、縁が外に広がる形。持ちやすさと湯気の抜けやすさを両立
  • 玉丼(たまどん) → 親子丼やカツ丼に使われる小さめでやや深めのタイプ
  • 天丼鉢 → 玉丼より広めで浅め。天ぷらが立体的に映える形

「高台(こうだい)」にも注目してみよう

高台とは、うつわの底にある“足”の部分。
これがあることでテーブルと器の間にすき間ができ、手を添えやすくなるだけでなく、熱が直に伝わりにくくなるという利点もあります。

  • 高台が大きい → 安定感があり、持ちやすい。ややカジュアル寄り
  • 高台が小さい → スタイリッシュでシャープな印象。逆に扱いに慣れが必要

例えば、和食器の多くは高台がしっかりあるものが多く、視覚的にも「うつわの顔つき」に影響を与える重要な要素です。


どんな焼き物が「丼」として使いやすい?

焼き物の種類によって、重さ・厚み・手ざわりが大きく違います。

● 美濃焼(岐阜)

  • 種類豊富で価格も手ごろ。家族用に複数揃えやすい
  • ぽってりと厚みがあり、日常使いにぴったり

● 信楽焼(滋賀)

  • ザラつきのある手ざわりと渋めの釉薬が特徴
  • 少し重めだけど、どっしりとした存在感あり。麺類などの一品に

● 有田焼(佐賀)

  • 磁器で薄く軽い。細やかな絵付けが魅力
  • 洋の要素とも合うため、“魅せる丼”として活躍

● 小鹿田焼(おんたやき/大分)

  • 飛び鉋(とびかんな)の模様と独特の土の表情が◎
  • 民芸的な風合いで、暮らしの中に温かみを加えてくれる

キミドリにも時折、こうした個性ある丼が入荷します。
特に一点モノの作家ものは、“使う道具”でありながら“飾れるうつわ”として人気です。


こんな料理が「丼に盛ると映える」

丼=丼もの=ご飯系、というイメージが強いですが、実は使い方はもっと自由。

● サラダ

→ 深さがあるのでドレッシングが全体に絡みやすく、水分も逃げにくい
→ 信楽焼や小鹿田焼など、土ものとの相性も抜群

● パスタ

→ 皿よりも“持つ”動作がしやすく、ソースが飛び散りにくい
→ 縁が少しすぼまったタイプだと冷めにくいのもポイント

● スープごはん/リゾット

→ 和でも洋でも合う万能容器。見た目の温かみも大事
→ 有田焼の白磁など、軽やかな色味が映えます

● おやつ(あんみつ・白玉・フルーツなど)

→ 背の低い丼を使えば、和カフェ風な盛りつけに
→ 輪花(りんか)型の鉢や、縁に変化のある器が◎

こうして見てみると、“皿じゃないから合わない”と思っていたメニューも、実は丼でぐっと映えることが多いんです。


日々の中で、丼の魅力が増していく

丼の魅力は、何を盛ってもある程度受け入れてくれる懐の深さにあります。

  • 具材が多少多くてもおさまる
  • 少し汁気があってもこぼれにくい
  • 食べ終わった後に食器を運ぶ時も一気に持てる

つまり、暮らしを合理的にしてくれる「道具」としての完成度が高いんですね。


丼は“飾れる道具”

家具や家電に限らず、うつわもまた生活における“ギア”のひとつ。
キミドリでは、時おり個性ある陶器のうつわ類が入荷します。
その中には、「丼にしてはもったいない」くらい美しいものもあって、
“使って飾れる”存在感を放つアイテムとして、通なファンも多いです。

大量生産のものにはない表情や、手に取ったときの感触。
それが、食べる時間そのものを少し豊かにしてくれるかもしれません。


一つで何役もこなす、暮らしのベースアイテム

丼は、ごはんもの専用ではなく、**生活に沿った“変幻自在のうつわ”**です。

  • 高台や深さで、手に取るときの心地よさが変わる
  • 焼き物によって雰囲気ががらりと変わる
  • 料理によっては、丼の方が映える場面も多い
  • 飾っても美しい“丼”という選択肢

もし今、ご自宅にある丼が“使い捨てのどんぶり”ばかりなら、
暮らしに合う一つを、じっくり選んでみてはいかがでしょう。

そして、キミドリの店頭やサイトでも、ぴったりのうつわに出会えるかもしれません
うつわひとつで、暮らしの景色が変わる——そんな日があってもいいと思うんです。

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