6月29日は「ビートルズ記念日」

1966年のこの日、伝説のバンド・ビートルズが初来日し、武道館で公演を行いました。わずか5日間の滞在だったにも関わらず、その影響力は日本の音楽シーンだけでなく、ファッションやライフスタイルにも波及し、今なお語り継がれています。

ビートルズのように、限られた時間やスペースで強い印象を残すことは、日々の暮らしでも応用できます。とくに玄関は、来客が最初に目にする場所でありながら、面積としては最も限られた空間のひとつ。ここをどう整えるかで、住まい全体の印象が大きく変わります。

今回は、そんな**狭い玄関スペースを便利でおしゃれに使いこなすための“意外な家具”**を3つ厳選してご紹介します。定番の下駄箱や傘立てではなく、「あえてこれを玄関に?」と思えるような家具で、新しい使い方と魅せ方を提案します。

なぜ玄関が“難所”なのか

本題に入る前に、玄関が空間として難易度の高い場所である理由を少しだけ整理しておきましょう。

  • 面積が狭い:ほとんどの住宅で1〜2畳分しかない
  • 通路でもある:全員が必ず通るため、物を置きづらい
  • 用途が多い:靴の収納、傘の管理、郵便物、身支度、荷物の一時置きなど
  • 滞在時間が短い:だからこそ、整える優先度が下がりやすい
  • 生活感が出やすい:乱雑になると一気に“だらしない”印象になる

つまり、広さ以上に機能が詰め込まれた場所なのです。そのため、ひとつの家具を導入するだけでも、収納力・動線・見た目に大きな影響を与えることがあります。

家具選びの基本ルール:3つの観点

狭い玄関に家具を置く際は、次の3点を必ず意識する必要があります。

  1. 奥行きを抑える(目安:30cm以内)
  2. 床を塞がない構造(脚付き・壁掛けなど)
  3. 用途が明確であること(ただの飾りではなく、使えること)

これらを踏まえた上で、「便利でおしゃれで、ちょっと意外」な3つの家具を以下でご紹介します。


1. ベンチ型収納スツール:座れる × しまえる × 整う

どんな家具?

収納付きのスツールまたはベンチで、座面を開けると中が収納スペースになっているタイプ。クッション性があるものや、ファブリック・合皮など素材も選べます。

なぜ意外?

「玄関にベンチを置く」という発想自体がまだ少数派ですが、実は非常に理にかなっています。靴を履くときにしゃがまずに済み、高齢者や小さな子どもにもやさしい動線が作れます。

具体的な活用例

  • スリッパ、靴用ブラシ、雨の日のレインカバーなどを中に収納
  • 上に座りながら、靴紐を結んだり荷物の確認をしたりできる
  • バッグ置きとしても便利。宅配対応中の一時置きにもなる

注意点

  • 奥行き35cmを超えると通路の邪魔になるため注意
  • 両開きよりも片開きの方が、狭い玄関では扱いやすい

インテリアとの調和

素材を「木+ファブリック」にすると、無機質な下駄箱やタイルの質感を中和でき、空間全体が柔らかくなります。玄関に“居場所”をつくる感覚がプラスされるのが大きな特徴です。


2. コンソールテーブル:薄型 × 美観 × 機能性

どんな家具?

奥行き20〜30cm前後の“飾り棚兼ミニテーブル”のような家具。ヨーロッパでは玄関や廊下の定番ですが、日本の住宅ではまだまだ珍しい存在です。

なぜ意外?

「玄関にテーブル?」と感じるかもしれませんが、実際には鍵・ハンコ・マスク・スマホ充電など、置き場に困る細かいモノが多いのが玄関。引き出し付きのコンソールテーブルは、その全てを収めつつ、表面では“魅せる収納”を可能にします

具体的な活用例

  • 上段にディフューザーや観葉植物、小型ライト
  • 引き出しに印鑑・鍵・マスク・除菌アイテムなど
  • 下部空間に細身のゴミ箱や靴べらを収納することも可

注意点

  • 天板にモノを置きすぎると雑多な印象になる
  • 段差のある玄関(土間スタイル)では脚の長さに注意

照明との相性

コンソールの上に間接照明やセンサーライトを設置すると、非常に雰囲気が出ます。夜間の来客時も安心で、帰宅時にほっとする空間を演出できます。


3. オープンラック(2〜3段):整理力 × カスタム性 × 抜け感

どんな家具?

よくある棚型収納ではなく、“背板のないシンプルなラック”。中身が見えるため一見生活感が出やすそうですが、使い方によっては最も柔軟な家具です。

なぜ意外?

玄関は“隠す収納”が優先されやすい場所。だからこそ、あえて見せることで、空間を軽やかにする逆転の発想が活きてきます。棚の“抜け感”が視覚的な広がりを生み出すのです。

具体的な活用例

  • 上段:鍵・マスク・ペンなど外出時アイテム
  • 中段:宅配伝票・郵便物の一時置き場
  • 下段:スリッパ・掃除用具・小さなごみ箱など

収納ボックスやバスケットを使えば“中身を隠す”こともできますし、季節に応じて中身を入れ替えることで、ディスプレイ要素も加えることができます

注意点

  • 棚の奥行きが30cmを超えると通路を邪魔しやすい
  • 棚の中が見える分、整理整頓を習慣づける必要あり

家族構成や住環境で使い方が変わる

同じ家具でも、使う人や住まいの条件によって最適解は変わります。

家族構成/住環境最適家具と理由
単身者(1R・1K)ベンチ型スツール:収納+座れる機能の両立が有効
ファミリー(3人以上)オープンラック:共有物の整理に最適、子どもにも使いやすい
玄関が土間式コンソールテーブル:靴を脱がずに手を伸ばせる高さで便利
賃貸住宅脚付き家具やキャスター付きアイテム:床を傷めず移動可能
見せたくない派スツールやラックに布を掛けて目隠し演出も可

家具を“機能”ではなく“場”として使うという発想

狭い玄関に家具を置くと聞くと、まず「邪魔じゃないか」と考えがちですが、見方を変えると家具が“場を作る装置”になるというメリットがあります。

  • 座る場所をつくる=落ち着き
  • 見せる棚を設ける=歓迎の気配
  • 小物を収める=整った印象

つまり、“物を置く”だけでなく、“空間の性格を変える”のが家具の力です。とくに来客があったとき、「この家、なんかいいな」と思ってもらえるかどうかは、こうした細部に宿ります。


キミドリでも、玄関に合う小さな家具やスツール、ちょっと味のあるコンソールなどを探しに来られるお客様が増えています。新品では見つからない、ちょうどよいサイズ感や素材感に出会えることが中古の醍醐味でもあります。

玄関は住まいの顔でありながら、見落とされがちな場所。だからこそ、少しだけ想像力を働かせて“いつもと違う家具”を取り入れてみると、生活そのものが整っていく感覚が得られます。狭さを制することは、暮らしの質を高める第一歩です。

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